キューバを見たい ぷらっとウォーク
 1959年にカストロ政権樹立、1962年にキュ−バ危機(ケネディとゴルバチョフのかけひき)、1989年にソ連邦崩壊 (ベルリンの壁の取壊し)と続いている。この年譜を考えながらキューバの状況を考えよう。
 キューバ革命以後に「緑の革命」と呼ばれるキューバモデルを達成した。それは農薬と化学肥料を大量に使用する 大規模農業を確立した。それは、サトウキビ、コーヒー、柑橘類などの換金作物で外貨を稼ぐモノカルチャー農業で ある。広大な農地と大型トラクターに象徴される世界最先端を行く近代農業国となったのである。ここに突然の大異 変が起こった。ソビエト連邦の崩壊である。
 ソ連圏との貿易の80%喪失、石油輸入量の半減、原発建設の中止、食糧自給率40%に過ぎない中で輸入食料は半減、 化学肥料は80%減。輸送システムは麻痺、深刻な食料不足、栄養不良で失明者が5万人に達した。
 キューバ首脳部は有機農業に転換させることを決意。10年間の苦闘の末、無農薬、無化学肥料で農業を行い、農業 生産性を130%にアップさせた。成功の柱は伝統農法の復活とバイオ技術の開発推進の適正な組み合わせであった。
 フィデル・カストロの講演「帝国主義のグローバリゼーション」の内容を簡単に紹介する。「今、我々が直面してい るグローバリゼーションとは何か? それは持続可能なものだろうか? 違う。それは長期にわたって持ちこたえられ るものだろうか? 絶対にそうではない。それならば、誰が新しい世界を建設していくのだろうか? それは地球に住 む男と女である。では、彼らの武器は何だろうか? アイデアと意識の高さだ。では、種を蒔き、それを耕し、そして それを揺るぎないものに築き上げるのは誰か? あなたの意志だ。それはユートピアなのだろうか? いや、違う。 なぜなら、それは必然的なものだし、それに変えるものがないからだ」これの演説は確信を持った力強さに充ち満ちて いる。地球が有限であることを知っている。商業主義的消費を止めようと宣言しているのである。 私がこのような内 容の講演を聞いたのはつい先日のことである。講演後、私は「フィデル・カストロがやむを得ず社会構造を変えて、国 民に耐乏生活を求めなければならなくなったときに、独裁的なカストロ政権下では、汚職・不正・隠蔽などの不祥事は 発生しなかったのですか」と質問をした。答えは「カストロは清廉潔白の人であることを国民はよく知っているのです。 どこかの将軍さまの国と異なり、肖像を掲げることを禁止していました。彼自身が機会あるごとに国民の中に出て行く のです」だった。
ぷらっとウォーク  将来の人類社会の在り方、地球を愛しむ生き方を示唆しているように思える。地球を長持ちさせる方法も知っている。 キューバ・サルサ(ソン)を踊りながら人生を楽しむ方法も知っているようである。一度、キューバへ行って、自分の 目で確認したいと思っている。

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