特許流通支援コーナー


 4月号では「実用新案制度の変更」のご案内と
「特許流通成功事例」(船釣り用仕掛け固定具)をご紹介します。

実用新案制度の変更

 平成17年4月1日の出願から下記の新制度に移行されます。改正のポイントは、存続期間を出願から10年とすることと出願 から3年以内であれば特許出願に変更できるということです。事業性を考慮して特許と実用新案を選択してご活用下さい。

1.改正の目的

2.改正の内容

3.改正の効果

4.実施期間

平成17年4月1日以降の実用新案登録出願から適用される。

実用新案制度


特許流通成功事例

船釣り用仕掛け固定具
【成約日】平成16年4月9日

【経緯】
 釣りキチを自称するサラリーマンの発明者は、釣り船上での多数本針仕掛けのハリス・幹糸のもつれに苦労することが多かったが、 良い道具が見当たらずストレスがたまっていた。ある時偶然にもカルシウム入りプラスチックシートに切り目を入れて釣り糸を差し込 んでみると、釣り糸がしっかり保持されることを発見した。実際に試作してみたところ高い効果が確認された。これを全国の釣りファ ンに使って貰おうと思い、特許出願・早期審査により権利化するとともに、事業化について愛知県特許流通アドバイザーに相談した。 同アドバイザーは、新規事業を企画しているプラスチック加工業者(名古屋樹脂工業)を紹介。両者の間に入り、契約条件等について 支援し、実施許諾契約の締結に至った。


釣り糸もつれのストレス解消から特許出願
特許流通アドバイザーに事業化相談
ライセンス交渉等支援
成 約


【技術概要】

利用技術 特許第3516236号
概  要 エビ等の生きた餌を針にさしたままの状態で、多数の針がついた長い仕掛けを、からむことなく確実に固定することができるとともに、 仕掛けを投入するとき、仕掛けを上げるとき、魚を取り込むとき、餌を交換するとき、また仕掛けを変更するときのいずれにも、容易 に行うことができる魚釣り用の仕掛け固定具。

【企業】
導入企業 名古屋樹脂工業(愛知県名古屋市)
提供企業 出原英治(個人)(愛知県日進市)

【販売状況】

 平成16年7月現在、商品形態検討中にて数社の販売店へサンプル提示している。

【成約に関するコメント】

 ライセンシーは、一般プラスチック加工業者であり専門メーカーではないが、有望な新規企業として取り組んでいる。一方、ライ センサーは全国の釣りファンに早期に広めたい希望もあり、特許流通アドバイザーの全国ネットワークを利用して専門メーカーにも 紹介している。

【図面】

器具使用状況 器具イメージ図


このコーナーへのお問い合わせ・ご連絡先

(財)高知県産業振興センター 特許流通アドバイザー 吉本 忠男
TEL:088-846-7087/FAX:088-846-2556/E-mail:yoshimoto-ad@adp.jiii.or.jp