
地域結集型共同研究事業のしくみ
高知県地域結集型共同研究事業では、これからますます需要が高まるであろう液晶ディスプレイを、新しい材料を使って作る技術を開発しています。 テーマ:次世代情報デバイス用薄膜ナノ技術の開発 1.新材料による高性能TFT技術の開発 新材料の酸化亜鉛(ZnO)を使って、従来のTFTを上回る高性能TFTを作るための基盤技術を開発します。2.次世代透明導電膜技術の開発希少金属のインジウムを用いたITO(酸化インジウムすず)に代わって酸化亜鉛(ZnO)を用い、超低抵抗透明導電膜技術を開発します。3.紫外LED技術の開発酸化亜鉛(ZnO)による紫外LED技術を開発します。4.冷陰極光源技術の開発カーボン膜を用いた高効率電界電子放出素子を開発し、それによる面光源の原型開発を行います。液晶ディスプレイができるまで 高知県地域結集型共同研究事業では、このような液晶パネルを作るための研究開発を行っています。
液晶パネルは、このようにたくさんの部品から出来上がっています。
高知県地域結集型共同研究事業では、これらのうち主に、ZnO(酸化亜鉛)を使ったTFT、画素電極、バックライト(=紫外LED)、CNW(カーボンナノウォール) を使った平面光源バックライト(=冷陰極光源)の研究開発を行っています。
ZnOは資源が豊富で安く、製造プロセスが簡単なこと、CNWを用いたライトは高輝度・高効率・低発熱であることなどのメリットがあります。実用化できれば、 省エネ・省資源・低コストのディスプレイを作ることができます。市場の紹介 TFTやバックライトなど、現在行っている研究の実用化に成功すれば、次のような市場を拓いていくことができ、高知県の産業振興に大きく貢献できる と考えています。
ディスプレイの需要 小型液晶ディスプレイは、携帯電話のカラー化、デジタルカメラの世界的な需要増加、などにより、生産が年々伸びています。
2004年の生産高は、小型ディスプレイだけで世界で1兆円を越えます。
また、大型液晶ディスプレイも、平面大型テレビの普及、パソコンモニターのCRT(従来のブラウン管)→液晶への移行などにより、増加の一途を辿って います。
2009年には、小型〜大型のTFTで9兆円の生産が予想されます。
省エネルギー光源の需要 液晶画面を照らすためのバックライトは、地球環境を守るため、現在の主流である、水銀を使った冷陰極管が世界的に規制、廃止の方向であり、新たな光源が 待ち望まれています。
*CNWを使った平面光源(=冷陰極光源)は、大型小型のディスプレイの他、自動車用ランプや農業ランプなど、照明としての応用が見込まれます。次回から、それぞれの研究内容を紹介させていただきます。9月は「CNW(カーボンナノウォール)」です。
連絡・お問い合わせ先
(財)高知県産業振興センター
〒782-8502 高知県香美郡土佐山田町宮ノ口185 高知工科大学内 ●コア研究室
C棟154号室 TEL:0887-57-2380 FAX:0887-53-1850高知工科大学1階にあるクリーンルームをコア研究室として、研究者が日夜研究に励んでいます。
県内の企業さんに、研究に必要な消耗品や部品加工などを発注しています。
また、技術者の研修も受け入れています。
●地域結集型共同研究事業推進室
C棟254号室 TEL:0887-57-6066 FAX:0887-57-6076
http://www.kochi-create.com/ E-mail:kochicoe@joho-kochi.or.jp
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*クリーンルームとは・・・
極めて高度な防塵設備を施した部屋で、半導体製造工場などに設置されます。
私たちのクリーンルームはクラス10000対応、293・×高さ3mの部屋に長さ4・の髪の毛1本しかない程度のクリーン度を持っています。