土佐技術交流プラザ 創立25周年記念イベント

 異業種交流活動が中小企業の活性化に効果があるとして、昭和56年に、中小企業庁の補助事業として、”技術・市場交流プラザ事業”が 始められ、全国的にその活動が行われました。
 そうした流れの中で、高知県でも、県の支援により異業種交流会「高知県技術・市場交流プラザ」が生まれました。
 そして、このプラザを卒業した1、2期生を中心に、ぜひこの異業種交流活動を今後も継続したいという方々が集まり、昭和59年、自主 的な運営組織として発足したのが、「土佐技術交流プラザ(土佐プラ)」です。現在、会員数40名で、毎月1回の定例会を行っています。
 今年度、土佐プラは、その前身となる「高知県技術・市場交流プラザ」が生まれてから丁度25年目に当たることから、これを記念し、今 年度行う様々な事業は、適宜、創業25周年記念事業と位置付けて行うこととしています。
 そして去る6月15日に、記念事業の一つとして、土佐技術交流プラザの定期総会時に、「土佐技術交流プラザ創業25周年記念イベント」 と題し、これまでの土佐プラの異業種交流活動を振り返る記念鼎談と、これまでの活動から生まれた製品等の展示会が行われました。
 以下、その模様をご紹介いたします。


(1)歴代会長による記念鼎談

テーマを土佐プラの「温故知新」(〜これまでの活動を顧みて、そして、新たな挑戦に向かって〜)と題し、歴代会長の山岡さん、嶋崎さん、 坂本さんのお三方に、当センター小松氏の司会により、テーマに沿っての記念鼎談が行われました。

(テーマ1:土佐プラの魅力)
 皆さんが共通して述べられたことは、「人の繋がり」ということ、そして、その繋がりをさらに深める「飲みニュケーション」ということ でした。

土佐プラ
魅力を一言でいえば、やはり「人脈」、「ヒューマンネットワーク」。困ったときに相談でき る方がたくさんいるという こと。形になっている商品の背景にはすべてそれがある。
気をおかずに、ざっくばらんに相談できること。このことが精神的な余裕にもつながって いるのではないかと思う。
なんといっても、土佐プラの魅力は飲み会。ほんとうに「人」を知るということは、何にも気にせずに、どのような話でも できる関係。土佐プラの中にはまさにそうしたものがある。

(テーマ2:土佐プラの今後の課題)
 四半世という長い期間継続してきた土佐プラですが、やはり課題は自身の活性化ということでした。そして若い世代への働きかけの必要性も 取り上げられました。

課題は、活性がなくなっていること。特に、入会して頂いた若い方に定着していただけない。なんらかの壁、雰囲気み たいなものがあるかもしれないのでそれを打ち壊していかないと活性化につながらないのではないかと感じている。一方、今の若い方は、製 造業に携わる方が少なくなってきており、他の分野の会員さんにも入っていただくというのが、もっと必要になってくるのではと思う。
土佐プラの魅力はお酒の場。その中でいろんな話が出てくることが魅力だが、最近お酒の席への参加者が少ない。 魅力あるお酒の場を作らないといけないかなとも思う。
ドアを開けるのにキーを差し込んでも回さないとドアは開かないことと同じように、席をおいているだけでは、異業種 交流の成果は得られない。参加につながる企画を我々がする責任はるが、とにかく参加いただきたいと思う。
従来の異業種交流グループから、もう一歩 枠をこえた、例えば、大学、一次・三次産業との連携、あるいは広域で の連携、さらには、ユニークなNPO団体との連携とか、新しい切り口での取り組が必要な気がする。

土佐プラ (テーマ3:土佐プラの今後のあるべき姿、意気込み)
 皆さん、当プラザの会員で「高知のエジソン」と呼ばれた故垣内さんのお話や生き方を引用され、次のようなお話をされました。

「とにかくやってみぃ」という話。まず形にして、積極的に情報発信するということが一番大事なことではないか。
「おまんは、いろいろ考えゆうが、いつ考えゆうぜよ」といわれ、それで儂がゆうたことは、「おまんも、女性が 好きになったら、いつじゃない、いつも思いゆうろうがよ」と。いつも考えよらにゃぁできんぜよ。」という話。私はいつも考えていて、 プラザの皆さんと飲んでいろんな話をしている中でヒントをいただく。いつまでもこのようなプラザであって欲しい。
「挑戦者魂」と「チャレンジ精神」をもち、同時に、「時の流れを読む目」と「時代の流れを的確に見抜く目」を持っ ていた垣内さん。こうしたものを土佐プラで作りだし、そして、後世に伝えていく、そういった仕組み、雰囲気みたいなものが土佐プラの中 から出来てくることを望みたい。

 その他、会場から、「子供から大人まで土佐プラの存在をさらに深めるためにも、これまでのように、土佐プラの夢を追っているその姿が これからも大事なテーマではないかと思う。これからも皆さんで夢のあるものを見つけ出し、面白い話題を提供していただき、さらなる結束 につなげていただければと思う。」という力強いメッセージも頂きました。

土佐プラ (2)製品展示会

 引き続いて、これまでの活動から生まれた製品や新商品などを、各会員が持ち寄り、展示会が行われました。

  1. 山岡会長からは、愛知万博で飛ばされた「もりぞう紙風船」、「紙のカヌー」、など数々の製品の展示があり、特に、「発光ダイオ ード紙風船」は会場の雰囲気 を引き立て、大いにマスコミの注目を集めました。
  2. 故垣内さんのコーナーを設け、スターリングエンジン車や写真パネルを展示し、故垣内さんの偉大な足跡を振り返りました。
 こうして、今回の記念イベントは、多くの会員の方々の参加により無事成功裏に終了し、さらに次の25周年!を目指して取り組んで いくこととしています。
このほか、今年度は、創業25周年記念事業として、「紙風船をアメリカに飛ばそうイベント」や「有名人によるオープン講演」 など積極的な取り組みを行っていく予定としています。

トサプラ 垣内氏
(3)入会者募集

 ぜひ、当プラザへ入会され、業種の枠を超えた技術や経営の情報交換などの異業種交流活動を通じて、新たな技術展開やビジネス展開な ど今後の企業活動の発展に活かしてみませんか。入会を希望される方は、以下までご連絡を。

連絡先 土佐技術交流プラザ 事務局
高知市布師田3992-2
財団法人高知県産業振興センター 支援課内 担当 岩崎
TEL.088-845-6600 FAX.088-846-2556