土佐の蔵元めぐり
今月の蔵元

土佐酒造株式会社

高知県土佐郡土佐町田井418
TEL:0887-82-0504
FAX:0887-82-1984

創業

 明治10年創業。昭和26年には、土佐酒造を代表する銘柄『桂月』が誕生した。 現在4代目に至り、約110年の歴史を持つ。
 土佐酒造では、地元土佐町と本山町で生産される米“アキツホ”と栃谷の水を使用している。 地元で最も多く飲まれている酒は『桂月』で、生産者も『桂月』のためにおいしい米を作っている。

スタッフの皆さん

文人「大町 桂月」に由来

 大町桂月は明治大正にかけて活躍した、高知県出身の評論家で紀行文人である。旅と酒を愛し、酒を詠んだ作品も少なくない。
 『桂月』の名前は、この大町桂月に由来し、土佐酒造の蔵に隣接する“桂月館”には、大町桂月の作品や資料が展示されている。

「桂月館」
「桂月」シリーズ

『桂月』といえば『銀杯桂月』

 日本酒ブームで吟醸酒が注目されるなか、土佐酒造はずっと普通酒に力を注いできた。普通酒の銘柄は『桂月』ひとつだけ。 土佐酒造が『桂月』の名で親しまれているのはそのためだ。
 近年『吟醸桂月』を造り始めたが、主流は変わらず『金杯』『銀杯』で、なかでも売上の8割を占めるのが『銀杯桂月』。 秋に向けてのおすすめは、淡麗で軽口の『銀杯桂月』を土佐の新鮮な魚に合わせての晩酌。冷やしても燗でもおいしい。

蔵元の想い

 「シンプルが一番」と話す蔵元。能書きはなく「舌で味わうおいしいお酒を造り続けたい」という。『桂月』の人気の理由は、 毎日晩酌しても飽きのこない、飾らない飲み口にあるだろう。