エム・セテック株式会社高知工場

■ 住所:須崎市妙見町378(本社 東京都台東区谷中3丁目6番16号)
■ 代表取締役社長:松宮律夫
■ 高知工場の現状:売上高 58億円、従業員数 70人、うち地元採用57人)
■ その他工場:仙台工場(宮城県)、鳩ヶ谷工場(埼玉県)、寧晋工場(中国)、廊坊工場(中国)
■ 主要納入先:三洋電機(株)、(株)日立製作所、BP SOLAR(U.K.) SHELL SOLAR INDUSTRIES(U.S.A.)、SUNPOWER(U.S.A.,PHILIPPINES)

社屋

 2004年4月に須崎市の松下寿電子工場跡地に進出したエム・セテック(株) 高知工場をご紹介します。この工場では太陽電池に使われる単結晶シリコンを製造しています。

太陽電池用単結晶シリコンウェハーのトップメーカー

 太陽光発電を行う太陽電池は光エネルギーを直接電気に変えるもので、1954年に米国で発明され、 1974年の石油ショック以降開発が進んだ。当初は人工衛星に使われてきたが、効率が向上し、 コストも下がってきたため一般家庭用としても普及し始めている。太陽光発電はクリーンな環境に優しい発電方法として 期待され、太陽光発電による発電量は5年後には6倍になるという予測もされている。

 太陽電池は使われている材料によって様々な種類がある。現在の主流はシリコンを使ったもので、 その中でも単結晶シリコンを使ったものは変換効率と信頼性が高く古くから使われている。 また、多結晶シリコンを使ったものは単結晶シリコンよりも効率は低いが、安価なため多く使われている。
 エム・セテックではエネルギー変換効率のよい単結晶シリコンのみを製造し、コストを下げることに取り組んできた。 太陽電池用シリコンウェハー専門メーカーとしては日本最大、世界でもトップクラスとなっている。

太陽電池用単結晶シリコンウェハーの製造工程の概略
原材料となるシリコンを電気炉で溶融する
種となる単結晶シリコンの棒を入れる
棒をゆっくり回しながら時間をかけて引き上げる
種と同じ原子配列をした結晶が成長し、大きな単結晶の固まり(インゴット)ができる
成型し、ワイヤでウェハー状態に切断する
単結晶シリコンのインゴット
単結晶シリコンのインゴット
太陽電池
太陽電池

高知工場

 高知工場ではインゴットまでを製造しており、全量を仙台工場に運び、同工場においてウェハー状に切断するなどの 加工を行っている。工場は24時間稼働しており、盆休み、正月休み以外機械を止めることなく生産を行っているという。 太陽光発電の需要増に伴い、太陽電池の材料のシリコンの需要も増えている。既に新しい建物も完成し、 高知工場では生産増で市場のニーズに応えようとしている。

高知工場
新しい建物