おーい!会員さん カシモト燃料・氷店


樫本氏

代表 樫本 正巳 氏

● 住 所:高知県高知市梅ノ辻8−27
● 創 業:1980年5月
● 事業内容:LPG・灯油・氷販売
● TEL:088−831−5252
● FAX:050−5548−2232

 「あんなことできればいいな」と思いつけば、何でも工夫してやってみる。 身近な情報化に取り組む樫本正巳氏は、高知市梅ノ辻で燃料・氷店を営んでいる。

 70年代のオイルショックの影響で、解散することになった企業の燃料・氷販売部門を、樫本氏の母が譲り受けて創業。当時、樫本氏は高校生だった。 家業を手伝うため運転免許、危険物取扱いの資格を学生時代に取得。その行動力は現在も変わらない。卒業して2年ほど現場で経験を積み、家業を引き継いだ。
 都市ガスや電化住宅の普及を受け、年々厳しくなっている個々のLPG販売業界。顧客サービスの一環として火災状況をいち早く知らせる 「防災ネットワークシステム」を実践中だ。


42歳で始めたパソコン。今では毎日の生活に欠かせないツールになっている。

個人販売業ならではのサービス

 梅ノ辻で燃料・氷屋をはじめて、25年が経ちました。夏は氷、冬は燃料が主になります。 氷はよさこい祭りや花火大会などイベント関係、飲食店へ卸しています。
 現場に向かう大工さんが、クーラーボックスに入れる氷を買いに来てくれるので、朝は6時から開店しています。
 一方、LPG販売は、個人の販売業者としてはなかなか厳しい時代になりました。ガスを使わない電化住宅の増加や都市ガスとの競合で、 吸収合併や廃業も少なくありません。チラシを配ったり、時にはちょっとした家の修理をしたり、「なんでも言うてきてね」と声をかけ、 個人業者ならではのこまやかなサービスを心がけています。サービスというより人づきあいですからね。

身近な情報化「防災ネットワーク」

 以前、中小企業情報センター(現在の高知県産業振興センター)から「小規模企業におけるIT経営」としてIT専門家中村先生の指導を受けました。 中村先生とは今でもやりとりしています。いかにお金をかけず、工夫するか。「あんなことできればいいな」と思いつけば、まず先生に相談しています。 42歳でパソコンを始めてから、今では仲間との掲示板HPを運営するほどになりました。
 現在取り組んでいるのは「防災ネットワークシステム」。高知市内では消防組合などへの火災発生の伝達手段として、HPへ情報が載せられます。 しかし、消防車のサイレンが聞こえる場合にはアクセスして確認できますが、必ず聞こえるとは限りません。 この「防災ネットワークシステム」は災害が発生してHPに情報が掲載されると、メールでお知らせしてくれるシステムです。 火災に限らず地震や警報、停電にも対応しています。

HP画面
高知市梅ノ辻&潮江地域周辺のその日暮らし情報ブログ
http://usioe.exblog.jp/

業界全体で連携

 この「防災ネットワークシステム」が業界全体での活動となれば、顧客の近隣での災害発生時に現場へ急行したり、電話をかけたり即時に対応できます。 これは顧客の満足度・信頼向上に繋がります。これからは個々の販売店だけではなく、業界全体で連携していくことができれば良いと考えています。


PLATFORM No.229 2006年10月号