土佐の伝統的特産品めぐり


● 土佐古代塗   お問い合わせ先:美禄堂
  住所/高知県高知市長浜706
 電話:088ー842ー6337


土佐古代塗
深い味わいのある古代塗の数々

どっしりとした風格に気品漂う漆器「土佐古代塗」。この“古代”は“使い込むほどに出る味わい”を指しています。 漆器にはめずらしく表面に鮫肌のようなざらざら感があり、指紋や傷が付きにくく頑丈で扱いやすいのが特徴です。

創始者は山口県出身の水田光助。明治時代初期、吾川郡佐川町の塗師種田氏の養子となり種田豊水と名乗りました。 その後、豊水の技法を受け継いだ職人らによって改良が重ねられ技法が確立。現在、土佐古代塗の職人は美禄堂二代目季久 (池田泰一氏)唯一人です。

土佐古代塗は30近くもの工程を経ます。まず栃などの木地に漆を塗り、乾燥させザラ地模様をつけ、 漆を塗った上から朱の顔料を蒔き再び乾燥。さらに全体に黒をかけまた乾燥。これらの工程が繰り返されます。 すべて手作業で行われるため、完成までに30日もの時間を要します。

「後世にすばらしい古代塗を残せるよう、日々仕事にむかっています」と二代目季久。盆を中心に漆器全般を手掛け、 最近製作し始めたお箸は、箸としては高価ながらも本物志向の時流に乗ってなかなかの人気です。 土佐民芸社をはじめホテル、美禄堂で展示販売されています。




PLATFORM No.230 2006年11月号