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有限会社土佐テック
中川輝千代氏 中川雄二氏
代表取締役 中川 輝千代 氏     専務 中川 雄二 氏

● 住 所:高知県香南市夜須町十ノ木418
● 創 業:平成7年
● 事業内容:ペレット成型機・精密加工・ペレタイザー・フライス加工・部品加工
● TEL:0887−54−5811
● FAX:0887−54−5812
● URL:http://www.joho-kochi.or.jp/yosakoi/tosatech.html
 

 近年よく耳にするバイオマス(生物資源)。石油高騰や地球環境問題により、 石油に替わり、間伐材などを有効活用したバイオマス燃料への関心が徐々に拡がっている。

 バイオマス燃料として注目されている「木質ペレット」は「ペレタイザー」という装置によって製造される。 木の屑に鋼鉄製の枠の中で圧力をかけて固める仕組みだ。 現在、日本ではおよそ30台のペレタイザーが動いており、そのほとんどが米国やドイツ、デンマークから輸入した装置で、国産は数台しかない。
 有限会社土佐テックは、須崎燃料Pと新興工機M(松山市)の協力を得て従来のペレタイザーの改良型を開発し、製造・販売を手掛けている。 なお、この計画は今年11月に中小企業新事業活動促進法に基づく“経営革新計画”として高知県知事より承認されたばかり。木質ペレタイザーのシェア日本一を目指す。

◆「同じものを作ってほしい」

わが社は今年創業12年目を迎えました。当初は精密加工や部品加工が中心でした。
ペレタイザーの研究開発を始めたのは6年前。きっかけは、ペレタイザーの“ダイス”が壊れたので「同じものを作ってほしい」という須崎燃料からの依頼でした。 ダイスは木の屑に圧力をかける部品で、いわゆる消耗品。依頼を受けてから寸法、穴の位置等同じように仕上げて納品しました。 しかし「これは同じものじゃない」と返されました。寸法はぴったり同じですが、ペレットが出てこないのです。何故だろう、ということから研究が始まりました。

◆コンパクトでシンプル

ダイズ部品 その後、須崎燃料の指導と新興工機の協力で新型ペレタイザーの開発に至りました。商品として販売を始めたのが、昨年の今頃です。
今期は12台を製造し、来期の注文も数台受けています。わが社のペレタイザーはコンパクトでシンプル。ダイスなどの消耗品も外国製に比べ5分の1ほどの価格です。
先日、山形県のペレット工場からご注文を受けました。外国製を2年間使用されていたのですが、当社のペレタイザーが小型であることと、高性能メンテナンスの対応を評価いただいて入替導入されました。
お客様には、まず、事前に現物を試していただいています。例えば、竹をペレットにして飼料にしたり、サトウキビをペレットにして畑の肥料にしたり、燃料だけでなく用途もさまざま。木材の種類、樹皮や芯材などの部位に関らず、高品質のペレットを生産できます。

多様な木材のペレット◆未利用木材で産業活性化

年間に排出される林地残材等の未利用木材は、およそ600万トンと言われています。その利活用によって、エネルギー源の多様化や高知の産業活性化だけでなく、 二酸化炭素の排出削減など地球環境保全に繋がります。地域の住民が参加できる事業として、自治体や大学、企業が連携した取り組みも始まっています。 バイオマス燃料は、これからゆっくりと浸透していくでしょう。


PLATFORM No.231 2006年12月号