土佐の伝統的特産品めぐり


● 安芸國鬼瓦   お問い合わせ先:株式会社 永野瓦
  住所/高知県安芸市庄之芝町4−3
 電話:0887-35-3551


守り神や装飾。鬼瓦にはさまざまな役割がありますが、瓦の繋ぎ目を覆い雨漏りを防ぐという役割もあります。

安芸瓦は元禄13年(1700年)土佐藩主山内家の御用瓦を造るため、伊予菊間浜から瓦工の半兵衛を招いたことから始まりました。 その後瓦工茂兵衛・五郎右衛門親子を伊予から招き、その子孫が安芸浦に住みついて藩の御用瓦師を務めました。

大正13年創業の長野瓦では、3人の鬼師が鬼瓦を一つ一つ手づくりで製造しています。平らな粘土板を型抜きして、張り合わせ成型した鬼瓦を1ヶ月かけて乾燥させます。 窯に入れ20時間、1000度以上の高温で焼成させ燻します。つややかな銀色は塗料ではなく、燻すことで自然と光沢のある銀色に仕上がります。

県外産の瓦が普及する一方、町並み保存などの歴史的建造物の鬼瓦の注文が増えているそうです。剥げ落ち破損した鬼瓦も元どおり復元させます。 「伝統産業を後世に伝えたい」と話す瓦職人鬼師の西山氏。県内生産の約7割を占める安芸瓦。 高知城をはじめ武家屋敷、神社・仏閣にも使用されています。堅固で粘りがあり、雨の多い高知に最も適した瓦です。

丈夫さと美しさを兼ね備える鬼瓦




PLATFORM No.231 2006年12月号