土佐の伝統的特産品めぐり


● フラフ   お問い合わせ先:吉川染物店
  住所/高知県香南市香我美町岸本56
 電話:0887ー54ー2528


フラフ

勢いのある筆使い。赤、緑、黄等のはっきりした色彩が空に映えるフラフ。江戸時代後期から、端午の節句や男児誕生のお祝いとして上げられるようになりました。高知ならではの風習です。

香南市の吉川染工場では、五代にわたってフラフを製作しています。 フラフの大きさは四巾(縦4m×横7m)三巾(縦3m×横5m)二巾(縦2m×横3m)の3種類で、柄は金太郎が人気。 すべての工程が手作業で行われています。まず布を継ぎ合わせ、唐紅で下書きをして、次に布をばらして米糊をつけ乾燥。 顔料や染料で着色。色どめをして洗い上げ、また乾燥させます。最後に顔が描かれ、人物に命が吹き込まれます。

四代目吉川登志之氏は80歳。 日本の文化・伝統工芸に貢献しいくつかの賞を受賞、2000年には「黄綬褒章」を授与されるという栄誉を賜りました。 現在、五代目毅氏が染色技術を受け継ぎ、親子で製作されています。

近年では、室内に飾れるタペストリーの注文も多く、桃の節句の雛人形柄や名前入りなどバリエーション豊か。 時代のニーズに応えながら、伝統は次の世代へ脈々と受け継がれています。

四代目吉川登志之氏(右)と五代目毅氏 こんなにかわいらしいタペストリーも。  




PLATFORM No.232 2007年1月号