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プラットフォーム 2007年9月号 No.240
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9月号では、「松下、特許新指標で首位 『独占排他力』強み 工藤一郎国際特許事務所格付け」のご紹介と「特許流通成功事例」(炭化装置)をご紹介します。
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特許力上位10社
| 順位 |
権利者 |
YK値 |
| 1 |
松下電器産業 |
34370.46 |
| 2 |
キヤノン |
24492.25 |
| 3 |
花王 |
20880.71 |
| 4 |
新日本製鉄 |
14488.07 |
| 5 |
シャープ |
13489.72 |
| 6 |
セイコーエプソン |
13301.57 |
| 7 |
日立製作所 |
12695.91 |
| 8 |
東レ |
12558.29 |
| 9 |
東芝 |
12533.84 |
| 10 |
旭化成 |
12173.23 |
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1位松下電器産業、2位キヤノン、3位花王。
工藤一郎国際特許事務所(東京・千代田区)が保有特許の価値で主要企業をランキング付けしたところ、こんな結果となった。同特許事務所が独自に開発した価値評価手法「YKS手法」で算出した「YK値」による初めての試みだ。
それによると電機、精密、化学業界の企業が上位にランキングされた。また、上位10社までを東証1部上場企業が占めたが、11位は富士ゼロックス、13位には日亜化学工業と未上場企業も上位に食い込んだ。
近年、企業の時価総額に占める無形資産の割合が増加しているといわれ、先端的な投資家や金融機関などは企業評価の新しいアプローチとして特許評価手法の開発に注目している。「YKS手法」はこうした動きに対応、特許権の持つ独占排他力に着目して開発した。強力な特許を持つと、それは競合他社にとっては事業障害となる。この事業障害の度合いを指数化したものが「YK値」だ。
具体的には、特許権成立までに発生する閲覧請求、異議申立、無効審判、裁判などの公開データを活用する。これらは競合他社にとっては、将来事業上の障害となる可能性のある特許権成立を阻もうというアクションであり、裏返すとこのようなアクションが多く寄せられた特許権の重要性、強さを示しているというわけだ。
工藤一郎所長(弁理士)は「株価収益率など他の企業評価指標とYK値の相関を分析したが、電気、陸海運、繊維、医療、精密機器などの業界との相性がいい。今後は個々の企業の要請に応じて、YKS手法を使った詳細な特許分析、企業評価サービスをしていきたい」と話している。
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●YKS手法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
ある発明が特許となり、保護期間を経て消滅するまでの間に、競争相手など第三者によって起こされる閲覧請求、無効審判などのアクションの頻度やコストを数値化することで、その特許の持つ独占排他力を測定する手法。手法を開発した人の頭文字から名付けた。
具体的には、まず、ある特許に対して第三者が起こしたアクションを特許庁の過去データから抽出。次に、そのアクションに要した費用に応じて特許の重要度を加重。続いて、特許は技術進化に伴って陳腐化するので、一定の陳腐化率を乗じて特許の価値を現在価値に割り引く。こうして得られた各特許の「YK値」を、企業ごとに集計して企業の「特許力指数」とする。 |
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※この記事は、フジサンケイビジネスアイの許諾を得て転載しています。 |
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特許流通アドバイザー 吉本 忠男
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