私たちは、地域の企業を応援します。
財団法人 高知県産業振興センター
高知県中小企業支援センター
本日は、高知県内でデジタルデバイドの解消やインターネット利用環境の提供など、中小企業の情報活用に資する取り組みを行い、高知県での地域情報化に大きな貢献をしている(有)ナインレイヤーズ(賛助会員)の菊池 豊社長さんにお話を伺った。
こんにちは。有限会社ナインレイヤーズの菊池です。1997年の高知工科大学の開学と同時に高知に住みだして干支が1周しました。この間に、インターネット技術の研究では飽き足らず、2004年に地域情報化支援を業とする法人を設立しました。
弊社は、インターネット接続事業(ISP)における、卸売りに相当する事業をしています。
ISPの商売の構造は物販と似ており、元売り、卸売り、小売りがあります。
元売り業者は、通信量あたりの単価が極めて安いのですが、東京・大阪で、それも大ロットしか扱っていません。地方で個人や法人相手にインターネット接続を小売りする商売をしようとしても、元売りから直接買うのは難しく、そこで弊社のような卸売り事業者が間に入ります。(図1)。
安くて高品質なインターネット接続を地域のISPに提供するのが弊社の事業の一つの柱です。
現在、8つの地域ISPや法人にインターネット通信を卸しております。安い元売りを探したり、卸同士で協力して安く提供する関係を築くなど、ISP事業とはいえ、物販とほとんど変わりません。
インターネット接続を提供するのに結構なインフラを持っていますので、このインフラを有効利用しようと、昨年より各種のサービスも始めています。
ここではプラットフォームの読者さんに関係しそうなサービスを2つ御紹介します。
一つは仮想ネットワーク (VPN)サービスです。
事業所を複数お持ちの会社さんでは、インターネット接続をするのにブロードバンドルータを各々に設置すると、お互いのLANが完全に独立した環境になってしまいます。これでは事業を進める上で何かと不便なことになってしまいます。
弊社では札幌のベンチャー企業であるNEXTECH社と協力して、複数の事業所のLANがあたかも1つのLANに見えるようなサービスを提供しています。これをTP―ASPサービスと呼んでいます。
ブロードバンドルータに小箱を接続するだけで、このような環境ができるので大変便利です(図2)。弊社では東京の見本市でブースを構える際に、自社ネットワークと同じ環境を準備するのに使って重宝しています。
もう一つは電話通報サービスです。
通販などをやっているWebサーバが深夜停止した場合の機会損失は計り知れません。サーバの障害をメールで通知するのは良くやる手ですが、果たしてメールで気がついて迅速に対処できるものでしょうか。
SPEED Callサービスはメールに加えて、音声通話で障害を知らせます。担当者が認識したかどうかまで判断して繰り返し電話をする機能も持たせています。こちらは川崎のベンチャー企業さんである「まほろば工房」さんと協力して提供しています。
この電話通報サービス、何もWebサーバの障害に限った話ではなく、電子的に検出可能な事象なら何でも音声通話とメールでお知らせが可能です。
最近、センサ出力があらかじめ設定した閾値を越えたら電話でお知らせするSPEED Call for Sensorsという商品も提供しています(図3)。
センサの出力で電話を鳴らしたい御要望があれば是非御相談ください。
- SPEED Callサービス http://www.speedcall.jp/
- ネクステックさん http://www.nextech.co.jp/
- まほろば工房さん http://www.ate-mahoroba.jp/

