情報プラットフォーム 2010年3月号 No.270

パソコンを快適に使おう

ガンブラーの猛威(対策第2弾)

前回でも記述したようにガンブラー対策の一つは、利用しているソフトウェアを最新版に常に更新して脆弱性をなくすことです。マイクロソフト製品については、Windowsの自動更新機能を有効にしていけば、自動的に更新されます。しかしそれ以外の製品の多くはユーザーが自分で更新する必要があります。
 そのためには常に利用している製品のバージョンを確認する必要があるのですが、その方法の一つとして情報処理推進機構が提供するツール「MyJVNバージョンチェッカー」があります。 ぜひ、使用してみて下さい。

特にサイトの管理をされている方へ

「JSRedir-R(Gumblar GENOウィルス)の亜種」によってFTP接続パスワードが抜き取られる事象が多発しています。ウィルスに感染してしまうとFTPのソフトを変更してもサイトが改ざんされる可能性があります。不安な場合、下記の項目の確認を行ってください。(前回(上記)の内容と一部重なりますが)

  • Windows Update を行う
  • Adobe Acrobat 及び Adobe Reader を最新にする
  • Adobe Flash Player を最新にする
  • Java Applet や ActiveX の設定を OFF にする
  • 見覚えのない怪しいリンクは開かない
  • ウィルス対策ソフトをインストールする
  • ウィルス定義ファイルを更新する
  • SSL対応のFTPソフトを使用する
    ただし利用しているサーバーが対応していなければなりません。
    「NextFTP」「SFTP」「FTPS」「WinSCP」などのソフトがあります。
  • FTPパスワードの変更
    ウィルスへの感染が疑われる場合は、ウィルスの駆除を実施した後、FTPパスワードなどのアカウント情報を変更してください。

マイクロソフト等が提供する無料のウイルス対策ソフト

マイクロソフトが2009年9月に提供を開始したウィルス対策ソフト「Security Essentials」があります。

これは、マイクロソフトの公式サイトからダウンロードすることが出来ます。

「Security Essentials」はシンプルなソフトでユーザーによる操作はあまりありません。ただし、インストールしたからといってセキュリティ対策が完全になるわけではありません。

そのほかにも以下のようなフリーのウィルス対策ソフトがあります

  • 「AVG Anti-Virus Free Edition 」
  • 「avast! Free Antivirus」
  • 「Kingsoft AntiVirus U」

など

評価については下記のサイトに記載されています

http://freesoft-100.com/security/antivirus.html


今月のQ&A

Q
RAWデータとはどういうものですか?
A
画像処理をしていない生データのことです

RAWデータとは、デジタルカメラの画像素子から、得られたままの、画像処理されていない生データのことです。RAWデータの形式はメーカーや機種によって異なっていてデータを圧縮していないのでサイズは大きいのが一般です。RAWデータで保存した画像は、専用ソフトで明るさなどを調整し、TIFFやJPEGといった形式で書き出すことが出来ます。

マメ知識

パソコンを購入する際の目安となる最新CPUの性能

最新のインテルのCPUはCore2に代わりCore iシリーズに置き換わっています。そのシリーズ中でi7,i5,i3があります。新たに購入する際の参考としてください。

下記の表には記載されていませんが、最近、i3シリーズの登載されたノートパソコンが発売になりました。これは「Hyper-Threading」機能がないので論理CPUは4のままです。

CPUの比較
CPU Core
i7-860
Core
i7-870
Core
i5-750
Core
i7-900Series
Core2
Quad Q9550
CPUソケット LGA 1156 LGA 1156 LGA 1156 LGA 1366 LGA 775
CPUクロック 2.8GHz 2.93GHz 2.66GHz 2.66〜3.33GHz 2.83GHz
Intel Turbo Boost
Boost時の加算クロック倍率(注1) 1-1-4-5 2-2-4-5 1-1-4-4 1-1-1-2
物理コア数 4 4 4 4 4
Hyper-Threading
論理CPU数 8 8 4 8 4
L2キャッシュ容量 256KB×4 256KB×4 256KB×4 256KB×4 6MB×2
L3キャッシュ容量 8MB 8MB 8MB 8MB
メモリ I/F 内蔵 内蔵 内蔵 内蔵
メモリチャネル 2ch 2ch 2ch 3ch チップセットに依存
PCI Express I/F 内蔵 内蔵 内蔵
TDP 95W 95W 95W 130W 95W

(注1)大きな特徴として「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」があります。これはマルチコアに対応していないアプリケーションを動かす時にCPUの発熱量に応じてクロック数をあげることにより処理速度をあげようとするものです。