情報プラットフォーム 2011年7月号 No.286

パソコンを快適に使おう

最新の記録メディア

最近の記録メディアは一段と「大容量化」や「高速化」が進んでいます。そこでこの機会に、改めて新しい規格や互換性などの知識をアップデートしてみてください。

HDD/SDD(大容量ならHDD、高速化ならSSDを選択)

1 HDD(ハードディスクドライブ)

最新のHDDは1ドライブで3TB超の容量搭載機種が登場してきています。しかしそのまま3TBHDDの導入をする場合には、さまざまな問題点があります。ひとつは従来のパーティション管理(MRB)では、2TBを超えるパーティションを作成できません。2TBを超えるパーティションを作成するためにはGPT(※)というパーティション管理が必要になります。そのままだとパーティションを分割しなければなりません。
※GPT(GUID Partition Table):64bitでアドレスを管理する方法。

活用術その1
2TB超のパーティションをデータドライブとして使用する場合

GPTはWindows XP 64bit版、およびWindows Vista以降でサポー卜されています。また、HDDメーカーである日立やバッファローは、自社の3TB超HDD向けに独自の制限解除ソフトを提供しています。このソフトを利用することで32bit版XP等でも使用できるようになります。

活用術その2
2TB超のパーティションを起動ドライブにする条件

GPT領域からのOS起動には、EFI(Extensible Firmware Interface)対応のマザーボードとEFIからの起動をサポートしたOSが必要です。ただし、現行のマザーボードでEFIの採用を明示しているものはほとんどないため、システムドライブは2TB以内で使用するということになります。データドライブはこのGPTを利用する方法でというのが暫定的ですが、現在のところは妥当な利用方法だろうと思います。

3TB HDDを1パーティションで使用する場合の各OSの対応
OS 64bit版 32bit版
Windows7 Windows Vista Windows XP Windows7 Windows Vista Windows XP
マザーボード UEFI
対応
UEFI
非対応
UEF
I対応
UEFI
非対応
UEFI
対応&非対応
UEFI対応&非対応
起動ドライブ ○※1 ○※1 ○※1※3 × × × × ×
データドライブ ○※2 ○※2 ○※2 ○※2 ○※2 ○※2 ○※2 ×

※1 HDDをGPTパーティションにしてOSをインストールする
※2 「ディスクの管理」からMBR→GPTへの変換が必要
※3 Service Pack1以降

2 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
SSDその1
SSDの寿命

SSDで懸念されるのが内蔵されているフラッシュメモリーの寿命です。一般的にフラッシュメモリーには書き換えの回数が数千回という限度があります。しかし、メーカーは寿命を延ばすために以下のような工夫を凝らしています。

  • ウエアレベリング(書き込みをする個所を分散し特定個所の劣化を防ぐ技術)
  • キャッシュメモリを搭載して書き込み回数自体を減らすことによって耐久性能を向上させています。
SSDその2
SSDの種類

SSDにはSLC(Single Level Cell)とMLC(Multi Level Cell)の2種類があります。SLCに比べて、MLCの方が安価ですが、書き込み速度が遅く書き換え可能回数も少なくなっています。

3 外付けHDD

USBで接続する場合はUSB3.0のインターフェースの機器を選択してください。パソコン側にUSB3.0の口が無い場合は、「USB3.0」の増設ボードを購入インストールしてください。(「USB2.0」がある場合は、「USB3.0」は「USB2.0」で接続し利用することができます。)

LANで接続する場合にはGBit対応の機器を選択してください。パソコン側もGbit対応のLANボードが必要です。

光学ディスク

ディスクの種類を整理すると、容量の小さい順に大きく分けて「CD」「DVD」「BD」の3種類があります。大まかに分類しましたがその中にもRW±,RAM,一層式、二層式など事細かく種類があります。

1 ブルーレイディスク(BD)

一層式、二層式や最近では100GB超のブルーレイ規格「BDXL」も採用されています。

2 DVD

現在一番普及しており、搭載している機種が多いのがこのメディアです。

3 CD

DVD搭載の機種はほとんどの場合CDの機能を兼ねそろえています。

メモリーカード

メモリーカードには様々な規格のものがあります。主なものに「SDカード」「メモリースティック」「コンパクトフラッシュ」等があります。

1 SDカード(現在主流になっています)

SDカードには複数の規格があるので注意が必要です。

・SD  ・SDHC  ・SDXC

それぞれ、記憶容量やファイルシステムが異なっていますので、使用する機器に対応したSDカードを購入してください。

もう一点注意していただきたいのが、クラスです。クラスは処理速度の基準を表しており、数字が大きくなるほど高速になっています。

この中で、「SDXC」はWindows XPでは対応していないためカードリーダーを購入しただけでは利用できません。

2 メモリーカードリーダー

メモリーカードだけでは本来の処理速度がでない場合があります。メモリーカードリーダー(数年前のカードリーダーなど)の性能が低いと本来のカードの性能を引き出すことができません。

3 SDカードのフォーマットは専用ソフトで実行

SDカードには、独自のフォーマットが規定されているので、Windowsでフォーマットすると、速度の低下や容量の誤認識を起こす場合があります。専用のフォーマットソフトを利用して実行しましょう。

SDフォーマッター3.0 http://www.sdcard.org/jp/consumers/formatter_3/

今月のQ&A

Q 
スマートフォンを使ってノートパソコンをインターネットに接続できますか?
A

「テザリング」という機能がついているスマートフォンであれば接続できます。

「テザリング」は、スマートフォンで利用できる高速データ通信を、無線LANで接続したノートパソコン等と共有して使う機能です。  スマートフォンとゲーム機器やパソコンなどをUSBで接続してアクセスポイント(親機)として利用することで、インターネットに繋いで楽しめます。

マメ知識

操作を一新した「Windows 8」をマイクロソフトが初公開

参照 マイクロソフト社ホームページ

米マイクロソフトは6月1日Windowsの次期バージョン「Windows8」のイメージを公開しました。