『第2回ものづくり総合技術展』主催者ごあいさつ

ごあいさつ


 高知県では、県経済を根本から元気にするためのトータルプラン「高知県産業振興計画」を策定し、毎年度、検証し、改定を加えながら、官民一体となって進めております。
 特に、今年度は、移住促進策の抜本強化を行い、新たに発表した高知県のコンセプトコピー「高知県は、ひとつの大家族やき。高知家」のもと、広く全国の方に高知県を知ってもらい、多くの方に高知県を好きになっていただくことで、県産品の地産外商から観光振興、そして移住促進につなげていく取組も始めたところです。
 一方、計画の大きな柱である「地産外商」、特に機械系ものづくり企業の外商支援については、公益財団法人高知県産業振興センターに設置した外商支援部において、各種のサポートをさせていただく中で、新たな取引も始まっております。
 また、その経済波及効果を広げていくため「ものづくり」をできるだけ県内事業者同士で行う「ものづくりの地産地消」についても、同センターに設置した「ものづくり地産地消センター」において、各種マッチングをさせていただく中で、県内事業者のコラボレーションや新しい製品も生まれてきております。
 このたびの「第2回ものづくり総合技術展」は、この「ものづくりの地産地消」のさらなる推進に向け、昨年に引き続き100を超える企業・団体の皆様にご出展いただき、高知の技術力を一堂に会し、ご覧いただくため開催するものです。
 また、今回は、15回目を迎えるINAP(友好提携港国際ネットワーク)会議の高知県開催にあわせ
て、「INAP2013アジアフェア」を同時開催いたします。INAPの会員港国であるインドネシア、韓国、スリランカ、中国、フィリピンの港湾・観光・物産・食の展示等、港湾関係行政の業務紹介を通じて、各国の観光・文化や港への理解や関心を深めていただきたいと考えております。
 さらに、各国との経済交流を進めるために、「第2回ものづくり総合技術展」の出展者など県内事業者の皆様と各国企業との間で、ビジネスマッチングや、経済セミナー等を通じて、海外への販路拡大に取り組むこととしております。
 「高知家」自慢の「技」と「港」の交流をご覧いただき、新たな製品開発や取引の拡大、ひいては新たな技術革新につながるなど今後のビジネス発展の好機となれば幸いです。
 最後になりますが、開催にあたり、多大なご支援、ご協力をいただきました関係の皆様方、そしてご出展いただきました事業者の皆様方に心からお礼申し上げます。

                                           高知県知事 尾ア 正直