中四国支援センター連絡協議会共同取材
「デジタルの便利さとアナログの暖かさ」

ポストコミュニケーション 株式会社 高下士良氏
代表 高下 士良氏
代表者名 高下 士良氏
住 所 鳥取県米子市旗ヶ崎6-5-11
TEL 0859-24-9889
創 業 2000年12月
資本金 4,100万円
従業員 6人
事業内容 IN利用の会員制はがき郵便システム
http://www.postcom.co.jp

はがき文化の復活

システム開発室
システム開発室
 ブロードバンド(高速・大容量通信)時代が訪れた。情報革命は加速度を高めている。インターネット (IN)社会は新ビジネスを次々と生み出す。「コミュニケーションの新しい形が生まれる」をスローガ ンにポストコミュニケーション(高下士良社長)は、2000年12月に創業した若く活力溢れる企業だ。「は がき文化」の復興を目指し、「INではがきを郵送する」という新ビジネスモデル「ポスコミ」を立ち上 げた。パソコンや携帯電話から写真入りのオリジナルな郵便はがきが送れる。プリンターでの印刷やポス トへの投函作業などは必要ない。その「デジタルの便利さとアナログの暖かさ」を実現したユニークな発 想が注目されている。

郵便はがきに着目

 ポスコミは、高下社長が経営する印刷会社エッグの新規プロジェクト発足がきっかけだった。OA、デジ タル化の進展はペーパーレス化社会を進め、印刷業界は事業転換の課題に直面していた。こうした中、「情 報格差の克服と紙の優位性」の両面を融合することはできないか模索した。プロジェクトは郵便はがきに着 目した。決断は早かった。プロジェクト発足後、約2ヵ月で新会社を設立する。協力企業や配送体制などを 整え、2001年3月から本格的な全国展開を始めた。

1通134円

ポストコミュニケーション  パソコンやネット接続機能付き携帯電話でポスコミのサイトにアクセスし、会員登録する。次ぎに送付先 の住所、氏名、メッセージなどを入力し、添付したい写真画像をメール送信する。ポスコミはそのデータを 私製郵便はがきにカラー印刷し、アクセスした翌日までに投かんするという仕組み。利用料金ははがき代を 含め消費税込みで1通134円。2002年8月までに約5万人の会員が登録、約50万通の利用があった。

勝者の協力

 2002年夏、J−フォン、NTTドコモ、auの携帯電話各社の対応版サービス開始。次いで、ソフトウエアー 販売大手のアイフォー(東京都品川区)と提携する。同社のはがき作成ソフト「筆王2003」からの「ポスコミ」 利用で、約6〜8億円の売上を見込む。デザイン面でもグラフィックデザインのスーパー・スタジオ(同渋谷 区)、シフカ(同千代田区)と相次ぎ提携するなど「Win&Win(勝者の協力)」を進めている。同年11月 からは「お年玉付き官製年賀はがき」への印刷に対応した「年賀状サービス」を開始。ビジネス利用に特化した 「ビジネスポスコミ」サービスも同時スタートした。