中四国支援センター連絡協議会共同取材
「ネットは急成長事業」

株式会社 ゼンヤクノー 森下哲也氏
代表 森下 哲也氏
代表者名 森下 哲也氏
住 所 鳥取市賀露町東長源寺446
TEL 0857-28-2521
設 立 昭和47年10月
資本金 1,400万円
従業員 31名
事業内容 薬草を利用した健康茶と健康的食品の製造販売
http://www.8930.co.jp

通販の可能性に自信

本社工場
本社工場
 「因幡の白兎」伝説によると、丸裸になった白兎は生薬「蒲の穂」で癒されたという。伝説の地、白兎海岸は鳥取市 郊外にある。鳥取県東部は古来より薬草栽培が盛んだった。ゼンヤクノーが直営する「森下薬農園」は白兎海岸近くに あり、無農薬茶の原材料を栽培している。同社は薬草の種苗、栽培指導から薬草茶の加工製造、販売まで一貫して手掛 ける。今年、創業30周年を迎えた。約100種類の健康茶を主体に、茶問屋などを経由し販売する「ゼンヤクノー」ブラン ド、直営店や通信販売ブランド「健康通信・森下薬農園」の両立てで事業展開している。通販部門の現売上高は全売上 の約3.5%と僅かだが「数年内には10%を占める」(森下哲也社長)と、通販の潜在的な可能性に自信を見せる。その要 因は、平成12年1月にホームページ(HP)を開設したことだった。

工夫でアクセスが飛躍的に上昇

 同社は、経営革新支援法に基づく知事承認のプログラムをもとに付加価値の拡大とスモール&ストロングカンパニー の実現を経営戦略に据える。その1つが「インターネット販売の強化」だ。産直システムを構築するネット販売に本格 的に乗り出す契機となる。従来のカタログを中心にしたダイレクト販売を補完する要素でもあった。HP開設当初の7 ヵ月間は、アクセス件数が月間100件程度と低調を余儀なくされる。ゲットコーナーを設け、検索エンジンの登録変更を するなど工夫した。すると、アクセス件数は飛躍的に高まった。

ネット完成度を高めたい

ゼンヤクノー  平成14年に入ると月平均でゲットコーナーに約600件、試供品コーナーに約200件のアクセスがあり、注文に結びつく ものが約20件に上った。健康茶購買層は40〜60歳代が中心だったが、ネット販売で20〜30歳代まで購買層は広がった。 新規顧客も約30%から約45%と拡大した。森下社長は「ネット販売は急成長事業」と位置付ける。「興味ある情報発信 と蓄積したデータを活かすのがポイント」という。バーチャルモールには「キュリオシティー」と「美人モール」に出 店している。「IT(情報技術)のスキルを高め、ネット販売の完成度を高めたい」という。平成14年6月にはISO 9001(2000年度版)の認証を受けた。